LINEスタンプと日本語の相性の良さについて

言語学者の笹原宏之先生によれば、日本語の基本的な文法構造は不変(SOV型の膠着語)で、言霊思想や省略の美徳といった基本的な性質も、昔から変わりがないそうな。

よく言われる「日本語の乱れ」は、この揺るぎない土台があるからこその、表現の多様化の過程で、新しい言葉がなじむまでの一過性のもの。

その背景には、どうも言葉の記憶の仕方が関係しているようで、日本人には昔から時代や環境で言葉の意味を再定義したりせず、対象そのものを指すドンピシャな言葉があると、潔くその表現を採用する柔軟性というか、節操のなさ(笑)が強いみたい。つまり、我々には、言葉を[上書き保存]するのではなく、[新規保存]するという特徴があるのだそうで…。

 



そう考えると、LINEスタンプって、日本語のコミュニケーショツールとして通用し続ける間は、新しいアイテムが無限に生まれ続けるのだろうな。日本語を外からみたお隣の韓国の会社が種をまいたってのも、何となく腑に落ちる気がします。

なぁんて…ね。
もうちょっと膨らませて、会話の枕に出来るよう頑張ろうっと。

もほほ。